酸熱サプレス解説

オレンジコスメ、1浴式酸熱トリートメント『サプレスシリーズ』順調です。
簡単な工程ですが、美容師さんの経験と毛髪診断がカギとなります。
お客様の髪質に応じて薬剤を選定しますが、お話だけでは伝わりにくいのが酸熱のデメリットです。
一度使用すると・・・
『なるほど』のお声がたくさん聞かれます!

今回はサプレスシリーズのポイントを少し解説いたします。
アイテムは・・・
サプレスグリクリ(グリオキシル酸)
サプレスレブクリ(レブリン酸)
サプレスケラクリ(ケラチン・サルファイト)
の3種類です。

各種単品で使用可能でミックスも可能、ザックリですが(グリクリ)水素結合のクセに有効的に働きます。
(ケラクリ)はどちらかと言うとシスチン結合のクセに有効です。
(レブクリ)はトリートメント効果が強いため、質感調整に向いています。

ミックスポイントは、(ケラクリ)10:1(グリクリ)or(レブクリ)です。
これは、クセも緩和しつつ質感調整が可能なミックス方法で、ケラ&グリはハリコシ感を残したい方におすすめです。
また、ケラ&レブはしなやかと重さを求める方におすすめです。

この対比は最大10:1までと考えて大丈夫です!
(グリクリ)(レブクリ)をそれ以上配合すると、PHが急激に酸性側に傾きガスが発生する場合があり危険です。
それと、もうひとつ理由があり(ケラクリ)に配合しているサルファイト濃度が薄くなりクセの緩和が弱くなります。
その点を考えて、この対比になっています。
つまりこれが薬剤反応の限界点となりますので、よりクセを伸ばしたい方はストレートのご提案をしてください。

そして、疑問に思っている美容師さんが多かった質問が、(グリクリ)と(レブクリ)を混ぜても良いのか?です。
結論は大丈夫です。
対比はありませんので、質感調整や退色防止としてミックスして構いません。

応用編になりましたが、お試しください。